皆さんこんにちは!
神奈川県横浜市を拠点に軌道工事などを行っている
谷崎軌道、更新担当の中西です!
軌道工事は、数ある建設工事の中でも特に高い精度が求められる仕事です。
レールの高さや通り、左右のバランス、締結装置の状態など、わずかなズレが列車の走行安全性や乗り心地に直結します。ミリ単位の誤差が、大きな影響を及ぼす可能性があるため、常に慎重な作業が必要です。
目視だけでなく、専用の測定器や基準に基づいた確認を行いながら、正確な状態を保つことが求められます。
軌道は、レールだけで成り立っているわけではありません。
レールを支えるまくらぎ、その下にある道床が一体となって、列車の重さや振動を分散しています。どこか一つでも状態が崩れると、軌道全体のバランスが崩れてしまいます。
そのため、部分的な補修であっても、全体を見ながら施工を行うことが重要です。軌道工事では、常に「点」ではなく「線」「面」で考える意識が求められます。
軌道工事の多くは、列車の運行が止まる夜間に行われます。
終電から始発までの限られた時間内で、準備・施工・確認・片付けまでを完了させなければなりません。
時間に余裕がない中でも、焦って作業を進めることは許されません。事前の段取りや工程確認、役割分担を明確にすることで、短時間でも安全で確実な施工を実現しています。
軌道工事は、列車が走行する場所で行う作業です。
高い安全意識がなければ、重大な事故につながる危険性があります。そのため、作業前のミーティングや危険予知活動、保安ルールの確認を徹底しています。
また、重機や工具の使用、高所作業、足元の不安定な場所での作業も多く、一つひとつの動作に注意が必要です。安全管理は「慣れ」で済ませるものではなく、毎回ゼロから意識することが大切だと考えています。
どれだけ精度の高い施工を行っても、安全が確保されていなければ意味がありません。
逆に、安全だけを意識して精度が伴わなければ、軌道としての役割を果たせません。
軌道工事では、「精度」と「安全」の両立が何より重要です。そのため当社では、作業スピードよりも確実性を優先し、一つひとつの工程を丁寧に進めています。
軌道工事は、完成後に利用者の目に触れることはほとんどありません。
しかし、列車が安全に走り続けていること自体が、施工と管理が正しく行われている証だと考えています。
これからも、高い精度と徹底した安全管理を大切にしながら、鉄道インフラを支える仕事に真摯に向き合ってまいります。