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月別アーカイブ: 2025年8月

谷崎軌道の雑学講座

皆さんこんにちは!

神奈川県横浜市を拠点に軌道工事などを行っている

谷崎軌道、更新担当の中西です!

 

 

~“選ばれる軌道工事会社”~

 

短い保守時間、厳しい幾何公差、人材確保。勝ち筋は「標準化×データ×段取り×安全」です。ここでは、所長・工務・安全担当向けに入札→施工→品質→引継ぎを強くする“実装の型”をまとめます。


1|A4一枚の“標準”から始める

  • SOP:レール交換/溶接/タンピング/整形/研削を写真・NG例付きでA4化。

  • 合格基準表:軌間・通り・高低・カントの許容レンジ再手直し条件

  • 保安標準:隣接線・停電/通電・見張り配置・合図・退避線の図解


2|段取り勝ちのタイムライン

  • T-7〜T-1日:測量データ→目標幾何の設計、工番・機械・人員を確定。

  • 当日T-60分:資材位置・機械進入・退避ルートの最終確認。

  • 作業中監督は測量と出来形に集中、進捗は区間ごとにOK/NGの色分け。

  • T+30分:記録・残材回収・近隣確認まで“ワンパッケージ”。


3|機械化&小隊運用

  • タンパ×レギュレータの連携で“つき固め→整形”を一筆書き

  • 溶接小隊仮付→本溶接→仕上→超音波/外観の流れを固定。

  • ハンド作業ジャッキ・ロール・クランプを徹底活用し、腰・指の負担を最小化。


4|品質を“数字で回す”

  • 前後比較:施工前後の幾何データの差で評価。

  • 一次合格率・再手直し率・1km当たり工数を日次で可視化。

  • 研削・溶接外観+非破壊(必要に応じ)を台帳で追跡。

  • 写真基準:同一角度・距離・時系列で**“誰が見ても同じ”**に。


5|EHS(安全・衛生・環境)

  • 隣接線管理:立哨・合図のバックアップ配置、退避ポイントの間隔明示

  • 化学・火気:溶接の火花・スラグ、資機材の防炎養生こぼれ対策

  • 粉じん・騒音散水・カバー・作業時刻で低減。

  • 復電・締結ダブルチェック復唱+記録で。


6|DX:迷わない・探さない・止めない

  • 出来形×測量データのクラウド連携(目標/実績/差分を色分け)。

  • 資材トレース:レール・締結・砕石ロットをQRで管理。

  • 日報自動化:作業・幾何値・写真・注意喚起を自動整形→翌朝までに共有

  • 機械稼働ログ:タンパの走行・振動回数をデータ化し、最適回数の指標に。


7|原価とタクトの平準化

  • 工法別標準タクト(m/時間、溶接本数/時間)を年度更新。

  • 予備材の“見える化”待ちゼロ(継目板・締結・砕石)。

  • 機械共用窓口一本化で手配ロスを削減。


8|教育90日プログラム(例)

  • Day1–7:保安・合図・退避・工具の基礎、安全KY。

  • Day8–30:タンピング・整形の実地/測量の基本(通り・高低)。

  • Day31–60:溶接基礎・研削・非破壊の見方/写真台帳の作成。

  • Day61–90:小隊リーダー体験/出来形レビュー会で改善提案


9|“30日で変える”改善ロードマップ

  • Day1–7:A4 SOP・写真基準・保安標準の掲示

  • Day8–14:出来形データのクラウド化/日報テンプレ統一

  • Day15–21:資材QR運用開始/機械稼働ログの収集

  • Day22–30:KPIダッシュボード公開/週次“1行是正”レビュー


10|発注者・元請けへの“見える提案”

  • 一枚図:区間条件・工法・タクト・機械布陣

  • 品質計画:目標幾何・検査方法・記録サンプル

  • 近隣配慮:掲示物・騒音振動対策・連絡体制

  • リスク:天候・資材遅延・隣接線の運用—代替案を同時に提示


まとめ

“選ばれる会社”は、標準(A4)×機械化×EHS×DX同じ良さを速く繰り返します。
測って直して、また測る。 その当たり前を仕組みにして、次の夜も“いつもどおり”を守りましょう。

 

 

 

谷崎軌道では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

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私たちが最も大切にしているのは、「安全意識」と「チームワーク」。

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谷崎軌道、更新担当の中西です!

 

 

~線路はどうやって守られている?~

電車が走らない深夜、線路の上では分刻みの“リレー”が行われています。
ここでは、はじめての方向けに
軌道工事の基本
(部材/工法/夜間の流れ/品質チェック/安全配慮)を分かりやすくご紹介します。


1|線路を形づくる“4点セット”

  • レール:車輪を受ける鋼材。継目を溶接して“ロングレール化”すれば乗り心地と保守性が向上。

  • まくらぎ(枕木):レールを支える部材(PC・木・鋼)。絶縁・締結の役割も。

  • 道床(バラスト):砕石の層。荷重分散と排水を担い、つき固めで剛性を維持。

  • 締結装置:レールと枕木をつなぐ“バネ”。弾性で振動をいなす。

 これらが設計どおりの位置(平面・高さ・勾配・カント)にあるかが命。


2|よくある工事メニュー

  • レール交換:摩耗・傷の進行時に実施。アルミ熱溶接/フラッシュバット溶接で継目を一体化。

  • まくらぎ交換:劣化・割れ・絶縁不良を更新。

  • 道床補充・つき固め(タンピング):軌道狂いの修正と剛性回復。

  • 砕石清掃(バラストクリーニング):微粉を除去して排水性を回復。

  • 研削(レールグラインダー):波打ちや表面欠陥を整形し、騒音も抑制。


3|“夜間1コマ”の流れ(例:4時間保守)

  1. 列車見合わせ→保守時間(線路閉鎖)開始

  2. 保安設置(見張り・標識・無電化/電化設備の手順)

  3. 測量・目標値設定(トロリーや測定器・幾何学データの読み込み)

  4. 作業(交換/溶接/タンピング/整形)

  5. 出来形計測(軌間・通り・高低・カント)→再調整

  6. 撤収・確認運転運転再開

ポイントは測る→直す→もう一度測る数値で合格にしてから明け渡します。


4|品質の見方“4項目”

  • 軌間:左右レールの間隔。

  • 通り(アライメント):直線・曲線の滑らかさ。

  • 高低(縦断):レールの上下のムラ。

  • カント:カーブで外側を高くする“傾き”。
    → これらを基準値内に収め、連続性(急な変化がないこと)を最重視。


5|機械化の主役たち

  • マルチプルタイタンパ(タンピングマシン):道床をつき固めて幾何を回復。

  • バラストレギュレータ:砕石を整形し、排水と見た目も整える。

  • レール削正車:研削で表面を最適化。

  • 軌道更新車:短時間で連続更新を実現する“大部隊”。


6|安全と近隣への配慮

  • 隣接線見張り・作業エリア明確化で列車と人の安全を確保。

  • 騒音・振動・粉じんは時間帯・養生で低減。

  • 夜間光害を抑える照明角度、資材の飛散防止、終了後の道の清掃も欠かせません。


7|なぜ夜にやるの?

日中の輸送を止めないため。短時間に測量→施工→検査→撤収をやり切る“正確さとスピード”が、軌道工事の真価です。


8|工事前後のチェックリスト

[ ] 工事範囲・内容・列車影響の説明
[ ] 近隣掲示(日時・騒音振動・連絡先)
[ ] 保安・停電/通電切替の段取り
[ ] 測量基準・合格値・記録様式
[ ] 作業後の清掃・資材回収・最終点検


まとめ

線路は**“測る→直す→測る”**で守られています。
夜の短期決戦で、安全と精度を両立するのが軌道工事の仕事。見えないところで、明日の“いつもどおり”をつくっています。

 

 

 

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