皆さんこんにちは!
神奈川県横浜市を拠点に軌道工事などを行っている
谷崎軌道、更新担当の中西です!
軌道工事とは、鉄道・路面電車・モノレールなどの軌道敷設や保守を行う専門工事であり、社会の交通インフラの“安全”と“快適性”を支える重要な分野です。従来はレールや枕木の設置・交換を中心とする「線路工事」が主でしたが、近年では、施工技術の進化、社会ニーズの多様化、災害対策、都市開発との融合などにより、その業務範囲と機能が著しく多様化しています。
本記事では、「軌道工事における多様化」の実態を、以下の6つの観点から深く掘り下げます。
かつて軌道工事の主な対象は、JRや私鉄などの在来線の線路でした。しかし今ではその対象は大きく広がり、多様なモビリティシステムを支える基盤工事へと変化しています。
通勤鉄道・高速鉄道(新幹線)
路面電車(LRT)・次世代型トラム
モノレール・新交通システム(ゆりかもめ等)
空港アクセス鉄道や貨物専用線
複合施設内の内部輸送軌道(地下通路やテーマパーク内など)
これにより軌道工事は、「公共インフラ整備」の域を超え、都市計画や観光開発と密接に連携する業種へと進化しています。
軌道工事の現場では、従来の人力・機械併用型の作業から、最新技術を取り入れた精密・効率化された施工が進んでいます。
GPS・IMUを活用した高精度測量・位置制御技術
大型保線機械(バラスト交換車・レール削正機)の導入
プレキャスト軌道や軌道スラブを活用した夜間高速施工
防音軌道・低振動マクラギなどの沿線環境配慮型技術
また、脱炭素社会の流れを受けて、バラスト材の再利用や作業車両の電動化といった環境対応も注目されており、軌道工事はますます「テクノロジーと環境配慮の融合業種」となっています。
線路の交換や補修に加え、近年では「予防保全」の視点からの工事が重視されています。軌道の摩耗・ゆがみ・沈下などの“兆候”を捉えて、未然にトラブルを防ぐ計画的改修が求められています。
軌道のゆがみ測定・摩耗測定によるAI診断・補修計画
常時監視センサー設置によるIoT型メンテナンス
地盤沈下対策(ウレタン注入・深層改良)を含む総合工事
トンネル・橋梁との一体的な軌道補修
このように、軌道工事は**“故障を直す工事”から“未来を守る工事”へと進化**しつつあります。
地方では、人口減少や路線縮小への対応として、「軌道を活かした地域活性化」も進められています。
観光列車路線の整備における軌道改修とバリアフリー化
BRT(バス高速輸送システム)との接続性向上のための軌道構造転用
駅前整備・LRT導入に伴う都市型軌道の新設
廃線跡の遊歩道・自転車道転用に伴う撤去・整備工事
こうした地域密着型の軌道工事は、単なる保線ではなく地域の未来づくりの一環としての多様性を獲得しています。
日本は地震や豪雨の多い国であり、軌道工事における災害復旧力の強化や耐災害工事の需要が年々増加しています。
線路下の盛土強化・法面保護・排水工事の併設
地震後の軌道修復や液状化対策工事
緊急時対応マニュアルの整備と多能工体制の構築
鉄道会社とのBCP連携に基づく即応型工事チームの運用
こうした分野でも軌道工事業者はインフラの守り手としての社会的使命を果たすべく多様な工法・体制を整備しています。
少子高齢化が進む中、軌道工事業界でも人材の多様化と働き方改革が進められています。
夜間工事や長時間労働の改善を目指した交代制・チーム分業化
ICT・BIM導入による若手技術者向けの業務効率化
女性技術者・外国人技能者の登用と教育体制の整備
軌道工事技能士や保守管理士など国家資格制度による育成強化
今後の軌道工事は、現場力と技術力、そして多様な人材力の融合によって持続可能性を高めるステージへと突入しています。
軌道工事の多様化は、次のような意味を持ちます:
移動インフラを支える高度技術産業への進化
地域開発・観光・環境政策とのクロスセクター連携
災害に強いレジリエントな都市づくりへの貢献
安全と快適さを提供する公共サービスの一環
このように、軌道工事はもはや「鉄道の裏方作業」ではなく、都市と地域の未来をかたちにする先進的なインフラ構築事業へと多様化・発展しているのです。
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